黒田めぐみ
心理カウンセラー
1967年生まれ 東京都大田区出身
-
実践女子短期大学卒(栄養士免許取得)
-
産業カウンセラー(社団法人日本産業カウンセラー協会認定)
-
催眠心理セラピスト(日本臨床心理カウンセリング協会認定)
-
NLPマスタープラクティショナー(日本NLP学院認定)
-
NLP認定コーチ(日本NLP学院・ジョングリンダー博士認定)
-
日本カウンセラー学院卒(旧日本臨床催眠心理学協会付属学院)
-
速読トレーナー(リターンツゥヒューマン認定)
-
カウンセラー養成学校 セラピスカレッジ講師
~カウンセラーへの道のり~
けっこう内気な少女時代
1967年東京大田区に生まれ、緑豊かな洗足池公園そばで育ちました。
当時はグループサウンズ全盛期、お尻が見えそうなミニスカをはいた母に池のほとりで抱かれた写真が印象的です。
そして「今からは想像つかないよ」と言われますが、物事をはっきり言えない内気な幼少時代。
いつもベソベソ泣いていました。
厳しいしつけは愛情だった
小学生の頃は、自営業で共働きの両親の元、日曜日の家族サービスなどはありませんでした。
しかし日々のしつけや教育には関心が高く、食事の仕方や挨拶などは厳しいくらい徹底していました。
片づけが出来ないと、父親からは
「物を大切にしないなら必要ないだろう!捨ててしまえ!」
とランドセルや教科書、マンガ、おもちゃを窓から捨てられました。
叱るときも、遊んでくれるときも激しく力いっぱいの父親です。
しかし自立した大人にするための愛情ある子育てだったのだろうと今ではとても感謝しています。
自由で気ままな学生時代
激しい親や世間に少しずつ揉まれて、いつしか内気な部分は小さくなり、自由でのびのびとした学生時代を送りました。
「明日は明日の風が吹く」「今が楽しいことが大事」
今思えば刹那的な気もしますが…若さが強みだったのでしょう。
しかし、部活や趣味に集中する中から、「続ければ必ず成果が出る」という成長する楽しさも学びました。
そのころから、遊び・スポーツ・勉強問わず、『続ければ必ず何かが見えてくる』がモットーです。
人生の転機はOL時代にやってきた
順調に卒業し、就職しました。
バブル全盛期でOLを満喫し、会社員9年目に恋愛結婚でゴールインしました。
ドタバタと仕事と家庭を走り回りながらも、脳天気な「明日は明日の風が吹く」という性質から「両立は大変!ストレス感じるわー!」とか言いながらも、悩みとは程遠い生活を送っていました。
生きていく中で、人それぞれ、人生いろいろ、様々な出来事が起こることは新聞や雑誌で見てもわかっておりました。しかし、このあと天地がひっくり返るくらい一大事が、まさか自分に起こるなんて!
そうなんです!!
ある日、突然事故で夫が亡くなりました。
この体験が、今後の私の人生を大きく変えることになるのです。
突然訪れた喪失体験
なんの心の準備もなく、後悔だけで頭の中がいっぱいになりました。
「生きているうちにもっと分かり合えたら」「もっと楽しい思い出をつくっておけばよかった」とか…。
最初のうちは、わけもなく誰かをうらんでみたり、考えずにすむように意味もなく何かに没頭したり、忘れたふりをしたり、もがく時期が続きました。
まわりに支えられて勇気をもらった
それまでの私の人生はそこそこ順調で、「悩み」というものがよく分かりませんでした。ですので、まわりの人たちが悩んだり、泣いたりしているのを見ても何て声をかけていいのかすら分からなかったのです。
自分に悩みの概念がなかったのですからあたりまえですね。
しかし、私が喪失体験で落ち込んでいるときに、同僚や友人がとてもよい距離感で温かく見守ってくれ、家族が心の思いを気が済むまで辛抱強く聴いてくれました。
今は辛い思いはしているけれど一人じゃない。
後悔だらけのネガティブな自分も、悩みを抱えている自分も、まわりの人たちは、否定することなく受け入れてくれる。
家族や友人たちがそばにいてくれる、つながっているんだなーと感じたことは当時の私にとって大きな勇気になりました。
明日は明日の風が吹く?違うじゃないか。
明日が続くことって奇跡なんだ。
まわりに支えてもらいながら、「明日が続くことは奇跡」という、大きな気づきを得ました。
人生、明日はどうなるかわからないのだから、今、自分でできることをして、日々の生活を大切に過ごそう。
後悔のない人間関係を築いていかなくては!と思うようになったのです。
そのために、
私は何が出来るのだろう?
このままOLでいいのだろうか?
誠実にちゃんと心に触れてみたい
人が持つ悩みというものは、後悔しない生き方をしていくために重要なエッセンスであり、気づきになりうるものなのではないかと実感し始めました。
気づきのために、まわりの人たち全員が力を合わせて少しずつ、心理カウンセラーのような役割を担ってくれたのではないか?
だからこそ、安心できる安全な場所で怖がらずに自分の心を見つめ、これからの生き方を考えられたのではないかと思いました。
私にしてくれたことと同じように、私もまわりに対して誠実にちゃんと心に触れてみたいと思うようになりました。
心理カウンセラーは夫からの贈り物
私は心理カウンセラーという職業を選択しました。
それは、夫を含めまわりの人たちへの感謝から得られた贈り物だと思っています。
まわりの人たちが、私にしてくれたように、私も安心で安全な場所であり続けたい。
そして、今を誠実に生きて、悩みは気づきに変えて、悩んだことでさらに新しいステージにつながるように努めていきたいと思います。
失敗してもいい。その経験を生かしたい
別離、失敗、挫折などを経験することは、辛くて悲しいことです。そのようなことは、ないほうがいいのかもしれません。
しかし、その経験があるからこそ、今ある自分の幸せを実感したり、これからの在り方を考えるきっかけになるのでしょう。
カウンセラーになってからも失敗や挫折の連続ではありますが、そのたび何かを得て20年以上続けています。
辛い中からも、悲しい中からも可能性は必ずみつかるのだと信じています。
そのため、私のセッションではあなたの可能性を早くみつけたいがあまり、急ぎすぎることがあります。
そうならないように注意はしてはおりますが、ペースが速すぎるときには教えて下さい。
また、可能性を導き出すためのワーク(演習)や宿題をお願いすることがあります。
どうぞそのあたりは、あたたかい気持ちでご容赦下さい。
なんにしても、自分の中の可能性の星 をみつけたときのあなたの笑顔がみたいのです。
カウンセリング後のクライアントさんの笑顔が、さらに私の原動力となっていくのです。